成長

 小学校入学の数か月前に来日した現在小2の男の子。国では幼稚園に行っていなかったため、集団生活も、異国で暮らすことも、外国語を覚えることも、文字を書くことも、日本の小学校で初めて経験することでした。なので、もちろん、枠からはみ出してばかりの1年間。クラスメイトとの行き違いの場面では、大声で泣いてしまうことも多々あると先生から伺っていました。

 つい先日も教室でトラブル発生。でも今年の彼は、先生の問いかけに対して、どうにか自分の気持ちを日本語で説明しようとがんばり、先生もクラスメイトもそれに一生懸命耳を傾けて、「ああ、そういうことだったのか」と納得。お互いに「ごめんね」を言って仲直りできたそうです。先生も感動されていたようでした。

 子どもたちは、自分の意志ではなく、親の都合で来日しています。特に集団生活の経験のなかった彼の最初の1年間の戸惑いは、察するに余りあります。それを乗り越えつつある彼には、人として、尊敬の念すら覚えます。

 外国ルーツの子どもたちの戸惑いに寄り添い、成長を応援する活動を、これからも心を込めて続けていきたいと思います。