多文化共生

 外国ルーツの子どもの支援で小学校に行くと、日本人のクラスメイト達との関係性を垣間見ることがあります。

 気づくのは、その外国ルーツの子のことがとても気になっているのに、直接関わることができないでいる日本の子ども達の姿です。「日本の社会に入ってきたよそ者」と感じて、つい遠巻きに見ている子ども達もいるようです。

 今や世界は、多くの人が国をまたいで移動して違う文化の中で暮らす多文化共生社会。その様子を俯瞰する視点を持ち、自分達もその一員であるという自覚を持ちながら、外国ルーツの子ども達が、言葉の違いだけではなく文化の違いにも戸惑う気持ちも想像して、温かく接してくれたらと思います。